2024年12月6日
7zipの展開をマルチコア指定で動かすことで高速化する方法を説明します。
Windows環境を想定しており、コマンドプロンプトを利用します。
結論
7z x <展開対象のファイル> -mmt
のように-mmt
オプションを付けて展開してあげればマルチコアでの展開が可能。
-mmt[任意の数]
でコア数の指定も可能。
また、展開だけでなく圧縮でも指定できる。
パソコンのスペックにもよるけど、これで数十倍は早くなる。
7zipをインストールする
7zipを既にインストール済みの人は飛ばしてもらって。
7zipの公式サイトから、自分の環境にあったものをダウンロード。
大体のWinPCが64ビット Windows x64
だと思われるのでそれを。
もし違ってもこのPCでは使えないよと言われるだけなので当たって砕けろ精神で。
コマンドラインで使えるようにパスを通す
どうやら7zipのマルチコア展開はコマンドラインからしかできないっぽい? ので、どこからでも使えるようにパスを通す。
7zipはx64版の場合、デフォでC:\Program Files\7-Zip\
フォルダが作成され、そこに実行ファイル7z.exe
が存在するので、ここのフォルダのパスを設定する。
パスの設定方法は、バージョンやパスの位置、人によるが一応私の方法を。
- winマーク右クリック
- システム
- システムの詳細設定
- 環境変数
- システムの環境変数のPathをダブルクリックして編集
- 新規
7z.exe
が存在するフォルダパスを追加- 環境変数画面を閉じ設定を保存
コマンドで展開する
Windowsの検索窓にcmd
とか入れてもらってコマンドプロンプトを起動。
7z --help
で以下のように情報が出てくればパスは通ってる。
$ 7z --help
7-Zip 24.09 (x64) : Copyright (c) 1999-2024 Igor Pavlov : 2024-11-29
Usage: 7z <command> [<switches>...] <archive_name> [<file_names>...] [@listfile]
......
あとは
7z x <展開対象のファイル> -mmt
で展開すればおk。