ロサンゼルスで毎年開催されているAnime ExpoのAX DANCEというAnime EDMイベントに参加してきた。
AX DANCEは日本語情報がマジでないのでここに私が体験したもの、学んだものを残す。
はじめに
私はノレるようなアニソンEDMが大好きで、よくSoundCloudなどで音楽を漁っている。
更に、私はDJ MIXのようなノンストップで繋げていく音楽も大好き。
そんな私はSoundCloudでよく「AX DANCE」というキーワードを目にする。
最初は「海外でもアニソンEDM人気なんだなぁ」くらいの興味だった。
しかし、「仕事に就くと海外に行く機会なくなるから、今のうちに行っておいた方が良いよ」というアドバイスを頂き、ロサンゼルスがどれだけ遠いかも知らずに「じゃあ、興味のあるAnime ExpoのAX DANCE参加してきます!」と返事してしまい参加に至る。
結果としては、AX DANCEは最ッッッ高だったし、特にトラブルもなく旅行も終えられた。
でも、初めての海外だったので参加するまでわからないことだらけだったし、AX DANCEに限っては情報が無いに等しいのでここで発信できればと思う。
対象読者
Anime Expo、特にAX DANCEに興味がある人。
初めて海外に行く人。
ロサンゼルス旅行に行く人。
Anime ExpoとAX DANCEについて
Anime Expoについてと、ブログっぽく感想っぽいものを。
Anime Expo
ここらへんのソースは米Wikipediaの「Anime Expo」
AnimeExpoは1992年7月3日から始まった30年以上の歴史があるアニメイベント。
最初は小さい会場でやってたっぽいけど、2002年には参加人数が15,000人、2006年に40,000人を超えており、最近はずっと「Los Angeles Convention Center」というところでやってる。
位置的にはここで、アメリカのロサンゼルスという都市になる。飛行機で10時間〜11時間かかるよ。
2023年の参加人数は4日間で392,000人。
2024年に参加してみた感想としては、東京ゲームショウや混んでいるときのマジカルミライ企画展と同じくらい混んでると考えてもらえれば。
歩き回れないくらいではないけど、自由に進める訳でもないくらい。
満員電車を想像していたので、思ったより混んでは無かったというのが正直なところ。
AX DANCE
Anime Expoでは色んな催しが開催されているんだけど、その中にAX DANCEというものがある。
20:00~26:00までの間、1時間ごとにDJが変わりながらアニソン系EDMを楽しもう! みたいなイベント。
アニソン以外にも有名どころのEDMが流れたりもする。
注意点や特徴は
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Anime Expoのバッヂ(チケット)があれば無料で参加できる
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22:00以降は18歳以上を証明するリストバンドとID(パスポート)が必要
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Anime Expoの1日目~3日目の間開催され、4日目は無い
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Anime Expoの開催2~3週間前くらいまでどのDJが来るかわからない
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アニソンEDM以外も流れる
この2~3週間前くらいまで誰が来るかわからないというのが厄介で、AX DANCE目的の人はかなりの賭けを強いられる。
海外でのDJは大人の事情がかなり多いらしく、あのKikuoさんでもAnime Expoはダメだったんだとか
そんなわけで、Anime Expoの担当者とライブ出演の話を進めていたところ、突然理由もなく出演停止になってしまいました。。
— きくお (@kikuo_sound) May 4, 2023
ワンマン開催でお手伝いいただいたアミューズさんからも、まだちょい難しい的な話をされており、海外公演のハードルの高さを感じております・・・。
実はAnime…
これはもうしょうがないと割り切るしかないね。
AX DANCEはどれくらい前から並ぶべきか
このAX DANCE。私にとってドンピシャなイベントだったので、どれほど人気で、どれくらい前から並べば良いかめっちゃ悩んでた。
正直、「入れなかったらどうしよう」とか、「6時間前からでも並ぼうか」と思ってたが、そんな心配は杞憂だった。
この、実際に私が参加してきた写真を見てほしい
うーーーん。このイベントあんま人気ないかも!!!!!
この写真は初日の25時に撮った写真なんだけど、初日はどの時間帯も全体的にこれくらいか、多くても+100~200人くらいの人数だったと思う。ずっと前の方にいたから正確ではない。
それ以外の日でもこの箱がパンパンになることは無かった。
実際に参加して初めてAX DANCEの情報がネットに全然ない理由がわかったよ。 とにかく、並ぶとしても10分前の7時50分くらいで全然問題ない。初日は10分前で10組ぐらいしか並んでなかった。
かわいい。
休憩についてなんだけど、上のぬいぐるみの写真の通り会場の端に簡易的な椅子があるので休憩もできていい感じ。
さらに、AX DANCEの会場近くには以下の写真みたいに静かに座れるスペースもあるし、水飲み場、トイレもあって6時間の間快適に過ごせるようになっている。
AX DANCEの雰囲気や感想
正直、人は少なかった。
でも、求めていたものがそこにはあった。
プロ用カメラでなければカメラOKだったので、胸に付けるタイプの小さいカメラで色々気まぐれで撮ってきた。
2日目は撮らなかったんだけど、FlipboitamidlesさんのDJがまーーーーー良かった。
私の好きなティーン・タイタンズとGriztronicsのmashupも流れたし、マジで撮っとけばよかった。
ティーンタイターンズ、、、ゴーーーーーーー!!!
良すぎて、はしゃぎ過ぎて胸を痛めた。いまだに胸が痛い。
会場の雰囲気動画みたいな感じで、これはasidさんのDJ。
もう本当に最高だった。動画を見ると今も興奮するし、この記憶を離したくない。
社会人になると参加するのは難しくなるだろうけど、また参加できるなら絶対にしたい。
全体的に、人数が少なくてどこか寂しくニッチだけど、それぞれが好きなものをお互い尊重しながら楽しんでいる。
そんな素晴らしいAX DANCEの3日間だった。
この3日間でBling-Bang-Bang-Bornは5回踊ったし、しかのこのこのここしたんたんも踊ったし、Don’t say“lazy”もTell Your WorldもNyan Catも踊った。
アニソンだけでなくネット文化も、最近の流行りも、なつかしさも全てがあった。
AX DANCE以外の楽しみ
Anime ExpoにはAX DANCE以外も様々なイベントやブースがあるが、目的はAX DANCEなので殆ど参加しなかった。
しかし、Artist Alleyという同人即売会的なものがあり、それはかなり楽しめた。
Artist Alley
会場全体が撮影禁止だったので撮影OKのところ以外撮影してないが、以下のように様々な作品の様々なものが販売されている。
全体的にキーホルダーやアクスタ、ポスターが多かった印象。
私はZensokoさんが販売していたとりぷるばかのキーホルダーとデスクトップマットが戦利品。
Anime Expoだけど初音ミク系のグッズがかなりあって嬉しかった。
どうやら場所によっては3日目、4日目に割引を実施したりするところもあるみたいなのでそれを待つのも手。
私は恐らくAnime Expoで唯一のこの初音ミクと重音テトと亞北ネルのグッズは逃したくなかったので1日目で購入。
コスプレイヤーと撮影
初日から終わりにかけてコスプレイヤー率は下がっていってたと思うんだけど、初日はまじで全参加者の半分くらいはコスプレをしている。
もちろんその中には初音ミクのコスプレをしている人も沢山おり、一緒に撮影してもらった。
みんなとても優しい方々で、一番心がほかほかしたかもしれない。
ロサンゼルスへ行くのに最低必要なもの
2024年時点でロサンゼルスへ行くには最低でもパスポートとESTAの2つが必要。
コロナが流行ったときはワクチン接種証明書が必要だったりしたので、随時確認した方が良い。
パスポートは余裕をもって2週間前、ESTAは72時間前までに申請する必要がある。
ESTAの取得にはパスポートが必要なので、パスポート→ESTAの順になる。
パスポートの取得
パスポートをとったことが無いので、取る。
といっても特にトラブルも何もなかったので簡潔に。
まず、マイナンバーカードを持ってコンビニへ。
コンビニのキオスク端末で戸籍謄本を取得し、写真屋さんでパスポート規格の写真を撮ってもらう。戸籍謄本はキャンペーンで10円、写真は2000円くらいだった。
ここまでで1時間半くらい。
その後、最寄りのパスポートセンターへ行き、現地に置いてある一般旅券発給申請書を作成し、写真、マイナンバー、戸籍謄本を持って申請。
その日にパスポートは貰えないので一回帰宅。
パスポートセンターで計2時間くらい待ったけど、周りにお店はあるので待ち時間はつぶせた。
1週間後に10年パスポート分の料金16000円を払って10年パスポートをゲットって感じ。
一応、条件によって必要書類は変わるみたいなので確認してから行った方が良い。
東京都生活文化スポーツ局 - 申請・受領に必要な書類
ESTAの申請
ESTAはネットから所要時間20~30分程度で取得できる。
公式の注意事項はこちら
「ESTA 知っておくべき6つのこと」
特に、模擬サイトは気を付けたほうが良いらしく、21ドルの費用で問題ないところを似ているサイトから申請すると40ドルくらいとられちゃったりする。
しっかり公式サイト「https://esta.cbp.dhs.gov/」から取得しよう。
Anime Expoのバッヂ申請と受け取り
Anime Expoに行くにはバッヂ(チケット)を申し込む必要がある。
2024年は1月の終わりくらいから販売開始していた。
バッヂはShowClixというイベントチケット関係を事業にしているところが引き受けているらしい。
これは2月くらいに申請した画面。
Delivery Optionsは日本在住なので一番下を選択。
アメリカ、カナダ在住者以外は受け取りを現地で行う。
受取場所なんだけど、少しわかりにくくGoogleMapでいう以下のところ、クリプト・ドットコム・アリーナの上の道で配ってた。
ID(パスポート)と本人が受け取りに行く必要があるので注意。
飛行機のチケットをとろう
私の場合、ロサンゼルスまでの飛行機は値段的にZIPAIR一択。
以下は2024年3月15日時点での7月2日~7月8日の東京-ロサンゼルスの往復便の値段。
2番目に安いチケットよりも5万弱も違う。LCCだとしても5万は大きい。
私の思ったZIPAIRの特徴は以下の通り
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JALの完全子会社
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LCCなのでサービスは最低限
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パスポートが無いと予約できない
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荷物は持ち込み7kgまで無料。預け荷物やそれ以上の持ち込みは有料
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機内食、指定席などは有料
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機内食持ち込み可
※保安検査後の制限区域内にあるフードコートやお店で買った飲食物に限る -
自己都合キャンセルによる返金は無いに等しい(キャンセル保険はオプションで存在する)
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ブランケットなどのサービス無し
実際に予約
パスポート必須なので注意。
最初はZIPAIR公式から購入しようと思ったんだけど、途中でブラウザが落ちてしまった。
そういえばプライベートモードでGoogleフライトを使うと安くなると聞いたことがあるので、検索。
そしたら、ZIPAIR公式だと148,365円だったのがAgodaで132,738円になっていた。
これ、全く同じ便だしサービスも変わらない。
ちょっと安くなりすぎて怖いなぁと思いつつ、Agodaだから大丈夫だろうとAgodaで決済し、確定。
10分後くらいに予約確定のメールとZIPAIRの予約番号が送られてきた。
なんでこんな安かったんだろうと思いながら、ZIPAIRで予約を確認すると……
うん、なんか勝手にフィリピンペソで支払われていた。
東京→LA間が24,743フィリピンペソ。
これは今のレートで66,049円。日本円でこの便を払うと71,832円なので確かに6000円弱くらい安い。
なるほどなぁ、Agodaがフィリピンペソで支払ってくれたから1万円以上安いんだねこれ。
ちなみに、搭乗者情報はagodaのものになっていた。
結構不安要素ではあったんだけど、問題は一切なかったし1万5000円以上安く予約できたのでヨシ。
また、後から機内食や事前指定席は選べるんだけど、
支払いが全部フィリピンペソしか選べないっぽかった。
日本円より1割くらい安いのでありがたいっちゃありがたい。
ZIPAIRに乗ってみて思ったこと
注意事項
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行きも帰りも日本のCAさんだったので安心だった
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出発の3時間前には空港に到着するようにしよう
私は往路の時、電車が人身事故で止まってて予定が遅れたんだけど早めに着くようにしてたから問題無かった。 -
ブランケット持参良かった
LCCなのでブランケットの貸し出しは無い。
帰りは寒くなかったけど、行きはかなり寒かった。
ブランケットを持って行ってたので良かった。 -
喉潤いマスク良かった
飛行機の中は乾燥すると聞いたので喉潤いマスクを持っていった。
実際かなり乾燥しており、持って行って良かった。 -
アイマスク良かった
搭乗して数時間経つと暗くなるんだけど、座席ライトなどを使う人もいるのでアイマスクあると良い。 -
ノイキャンヘッドホン良かった
airpodsだと数時間で電池が切れるけど、ノイキャンヘッドホンなら11時間のフライトなら余裕で耐えられるので良い。 -
持ち込み食料は水500ml1本、おにぎり2個、スナック1個、飴くらいでちょうど
手荷物検査後のところで購入できる。
搭乗する前に満腹にしてから乗った場合なので注意。 -
wi-fiは無いに等しい
一応機内wi-fiを提供してくれているんだけど、そもそも接続できないし接続できてもネットサーフィンさえままならない。
しかし、LCCだし覚悟していたので文句は一切無い。 -
ゲームを持っていけばよかった
11時間のフライトはかなり暇。
Youtubeの動画ダウンロードと、音楽のダウンロードしておいたんだけどスイッチの持参やノートpcにゲーム入れておけばよかったと思った。
私の斜め前の人がノートPCでエルデンリングしていてかなり良さそう。スペック低いpcでもできる面白いゲームはいっぱいあるので、今度行くときはsteamであらかじめダウンロードしておくと思う。
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U-NEXT使えなかった
U-NEXTの作品をダウンロードしていこうと思ったんだけど、NHKのプロフェッショナルなどはそもそもダウンロード非対応でできないし、ダウンロードできるやつも3日くらいで期間が切れる。
しかも、海外だとU-NEXT使えないので何もできなかった。
ZIPAIRの機内食について
ZIPAIRでは機内食や座席指定を追加料金を払うことで可能。
機内食についてなんだけど、日本→LAは無くてよいけど、LA→日本はあっても良いと思った。
理由は、LAX(LAの空港)で食料を買うより、機内食の方が安いから。
以下のように、LA→日本の機内食でも1700円くらいする
しかし、私がLAXで買ったサンドイッチはだいたい13$。
今のレートで2000円強である。
どう考えても機内食が安くて量も多くて良い。
また、飲み物やスナックを買う時も、LA→日本なら機内で購入した方が安いことがある。
飲み物はスナック共に300円なので、LAXの値段と比べて考えよう。
ZIPAIRの座席指定について
今回私は親と2人でLAに行った。
座席は往路で2列の一番後ろ(57番)の2席を、復路で一番前(18番)の2席を指定。
57番の席はリクライニングができないのが欠点だが、2人での利用だとその空間を2人で使うことができるのでかなり良かった。
腰が悪い人、首が悪い人にはおすすめできないが、それ以外の2人組にはおすすめ。
18番の席は前が写真のように広い。
テーブルも肘掛けから出てくるのでいい感じ。
欠点は座席指定が高いことと、離着陸時に荷物を全て上に置く必要があること。
足を思いっきり伸ばしたい人におすすめって感じ。
入国審査について
入国審査には、泊まるホテルの紙、Anime Expoのバッヂ交換する紙、帰りの飛行機チケットの購入証明の紙を準備して挑んだ。
家族なら一緒に受けられるらしく、親と2人で行ったので2人で受けた。
聞かれたことは
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家族か、2人はどういう家族関係か
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どこに泊まるのか?
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目的は?
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二人ともアニメが目的なのか
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アニメエキスポいつあるのか
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何日間滞在するのか
の6つ。
指紋採取と顔写真の撮影をされながら行った。
単語のみの拙い英語だったけど、ホテルの滞在先の紙なども使い、どうにか突破した。
ホテルについて
ここは条件によってかなり変わるところなのであまり何も言えないが、私の選んだ物とその感想を。
私は、治安とAnime Expoの会場に近いところを重視しダウンタウン内のホテルを借りた。
治安については後述。
最初は一人で行く予定だったので、1泊18000円という破格でコンベンションセンターからも近いスティルウェルホテルに泊まる予定だったんだけど、途中で親が付いてきてくれることになり、2人になったので実際に泊まったのがSonder The Winfieldというところ。
当時見比べたとき、hotels.comで予約するのが一番安く、大体一泊25000円くらいだったと思う。
AX Official Hotel
hotels.comなどで予約する以外にも、AX公式ホテルを予約する手もある。
しかし、私が2024年2月11日に見たときはそこまで安くもなかったかなぁという印象。
以下は当時書いたメモ。
AX Official Hotelの詳細はこちら「Hotel Booking Policies」
ページをみてみると、AX 2024 Hotel Block ratesの料金で予約できる唯一の機会とある。
つまり、AX Official Hotelを予約するとちょっと安い?
しかも、シャトルバスが出てたり、距離が近かったりみたいな嬉しさがあるのかな。
予約にはAnime Expoのバッヂを予約した証拠である「Showclix Confirmation Number 」が必要らしいので、先にAXのバッジを購入する必要があるみたい。
以下は2月11日に閲覧したAX Official Hotelの一個なんだけど、見事4日~7日は混んでるね。
安い順で絞り込むと一番安くて194$スタート。
なので、もしAX公式ホテルに泊まるなら最低194$、平均して300$/泊くらいは必要そう。
Sonder The Winfieldについて
私たちが泊まったSonder The Winfieldはかなり良かったのでここに残す。
良かった点
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7th Street / Metro Centerという地下鉄駅が近く、交通の便が良い
地下鉄の治安や交通手段については後述。
地下鉄やバスを使ってコンベンションセンター以外にも簡単に行ける。 -
コンベンションセンターまで近い徒歩30分、Uber5分、バス停が近くて所要時間10分、地下鉄で15分程度。
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部屋内に洗濯機、乾燥機、アイロン付き
着替えは2日分しか持ってこなかったけど6日間余裕だった。 -
部屋内にキッチン付き
スーパーで買ってホテルで調理して食べれる! -
モバイルチェックイン、チェックアウト
英語を喋らずにチェックイン&チェックアウトできる。 -
1泊170$からと値段もそれなり
もちろん安くは無いんだけど、300$からとかと比べると全然安い。 -
部屋の清掃は依頼式
アプリから依頼すると来てくれる。逆にしなければ来ない。
その為、勝手に入られたりしないし、チップの節約になるっちゃなる。 -
めっちゃ広い
私が泊まった普通の部屋のところは、リビングダイニング、バスルーム(トイレ付)2個、寝室1個、謎の書斎的なところ1個といった構成だった。
めっちゃ広いわこれ。
悪い点
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治安あんま良くない
ダウンタウンなので夜は危ないし、昼はめっちゃ臭い。 -
荷物預かりロッカーが運
チェックイン当日に荷物預けに行ったんだけど、セルフロッカー式になっており、昼の12時に行ってロッカーが空いて無かった。
しかも、ロッカー何個か壊れてる。その為、あまり荷物預けには期待しない方が良い。
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レンジ無い
キッチンにはIHが2口、湯沸かしポッド、食洗器、でかい冷蔵庫、ある程度の皿とコップ、鍋3種類、カトラリー、計量スプーン、包丁等、コーヒーメーカーがある。
しかし、レンジは5階の共有スペースにしかない。
またついでに言うと、フライパンもない。 -
部屋のカギが壊れかけ?
私の部屋だけかもしれないが、なんかオートロックが上手く作動せず、何回か閉め直さないとしっかり閉まらなかった。
ちなみに、荷物預けロッカーは以下のような感じ。
ちょっと少ないよね。
治安について
ロサンゼルスの危ないエリア
治安の悪いエリアについての情報源は主に以下の4つ
まとめると以下のような感じ。
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Compton(コンプトン)
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South Los Angeles(サウスロサンゼルス)
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Skid Row(スキッドロウ)
の3か所が特に危ない地域っぽい。
場所と一言メモをGoogleMapにまとめてみた。
コンプトンとかは観光地でないので寄ることないとおもうけど、サウスロサンゼルスやスキッドロウは観光地が近かったり通り道だったりするので注意。
ロサンゼルスの治安情報
最も信頼できるのは以下の政府系情報
また、在ロサンゼルス日本国総領事館では「安全の手引き」というのを出してくれているので、これを読んだほうがよさげ。
私がした対策
荷物系の対策だと
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どこかに荷物を預けるときは100円ショップのダイヤル式のカギをリュックに付ける
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スマホは紐に付けて首から掛ける
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腰巻き貴重品入れにパスポート、お金、クレカ、クレカ盗まれた時用の緊急用連絡先等を入れておき、服の下に巻く
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腰巻き貴重品入れとは別に、盗まれても良い用の財布を用意しておいて、そこに少額だけ入れる
などの対策を行った。
腰巻き貴重品入れは服の下に忍ばせておけば、服を脱がされない限りは盗まれることないし、めっちゃおすすめ。
差別とかどう?
友達から「空港でいきなり中指たてられたよ」とか聞いたのでかなり差別にびびってた。
しかし滞在していた6日間、マジで1回も差別的な扱いは無かった。
気づいてないだけという説はあるけど、明確な差別、言動は一切なく、なんなら紳士的に、分かりやすい英語とかで笑顔で接してくれた印象が強い。
もちろんそういう差別的な人も中にはいると思うんだけど、比率的にはそこまで多くないのかなという印象。
紳士的な人が多い国、そんな印象だった。
もちろん英語が拙いことで嫌な顔をされたりはあったんだけど、それって差別ではなく、普通の反応かなぁとは思う。
交通手段について
安全を求めるなら全部Uberの方が良いんだけど、Uberばかりだと値段が馬鹿にならないので地下鉄やバスの利用も視野に入れておくと良いと思う。
私は外が明るければ地下鉄やバスを、暗かったらUberという感じで利用した。
治安的には地下鉄よりバスの方が治安は良い感じ。
地下鉄は夜には絶対に利用したくない独特の暗い雰囲気があるし、ヤバそうな人も結構いる。
バスと地下鉄の支払方法
LA内のメトロバス、地下鉄メトロなどはTapというICカードで支払いをする。
日本でいうSuicaだね。
基本TAPは地下鉄でもバスでも入るときにタップして、出るときは何もしないという使い方。
なんか初めての利用から2時間以内なら追加料金がかからなかったり、1日以内での利用は5ドル以上にならないというサービスがあるみたい。
どこまで乗っても2時間以内なら1.75$だし、1日5$以上は絶対にかからないという仕様なのでマジでおすすめ。
これは地下鉄の入り口などにあるTap販売機やスーパーで2$くらいで購入、チャージができるみたいなんだけど、Appleユーザーなら無料でApplePayに追加ができるのでそれがおすすめ。
「設定→ウォレットとApple Pay→カードを追加→交通系ICカード→TAP」からできる。
おすすめナビアプリ「Transit」
もし、バスや地下鉄を利用するならGoogle MapではなくTransitという緑のアプリがおすすめ。
Google Mapは移動の選択肢にバスを出してくれない。
これを使うと、行き先を選択することでバスの選択肢も出てくるし、バスの現在位置なんかも表示してくれる。
つまり、現在位置を見ることでどのバスに乗ればよいかわかりやすいし、どこで降りればいいかもわかりやすい。
LAでバス移動するなら必須のアプリと言える。
地下鉄
地下鉄は以下のようにダウンタウンを中心に「赤、青、紫、黄色」の路線が主要な場所に延びている。
特に、サンタモニカビーチ、ロングビーチに行くなら地下鉄利用も全然視野に入る感じ。
私はサンタモニカビーチにも、ロングビーチにも地下鉄で行ったんだけど、明るいうちであれば治安は全然問題なかった。日本ほど安全ではないけど。
Uberで往復80~90$くらいが往復3.5$とかになるから、暗くないなら使わない手はない。
バス
バスはDASHやらメトロバスやら色々あるんだけど、LA内でシャトルバスみたいなものじゃなければだいたいTAPが使える。
ダウンタウン内の移動で、明るいならバスがおすすめ。
ダウンタウン内にバス経路が張り巡らされてるから、マジでどこでも行ける。
詳しい路線図はこちらを。
あと、興味本位で23時くらいにバスを使ってAnime Expo会場から5分くらいのホテルに行ってみたんだけど、そこまで危ない感じはなかった。
やはりバスであればそこまで治安は悪くないかなといったところ。
Uberだとこの5分の距離でも13$はかかるので、1.75$に抑えられるなら全然なしではない。
LAXからダウンタウンまで
LAX(ロサンゼルス空港)からダウンタウンまでどういくかなんだけど、これはFlyAway BusでUnion Stationまで行くのがおすすめ。
色んなサイトの解説を見ると乗り方が色々書いてあるんだけど、最近少し変わったらしく事前にFlyAway Bus Ticketというアプリでチケットを買い、QRコードでバスに乗ることになっているので注意。
片道10ドルくらいで、予約は要らず先着順。
私は行きも帰りもこのバスを使った。
帰りは、どのターミナルを使うかを運転手さんに言う必要があるので注意。
このFlyAway Busの乗り場とか結構迷いそうなんだけど、さっきのTransitというアプリであれば乗り場まで案内してくれて心配ない。
決済方法や現金何ドル持っていくか
アメリカは日本以上にクレジット文化。
私たちは2人6泊で合計200$の現金を持って行ったんだけど、マジでそんな要らなかった。
正直使ったのは50$もないくらい。
どんなお店でもだいたいクレジットカード使えるし、Anime ExpoのArtist Alleyでもクレジットは使えた(出店者によるので注意)。
自販機でも使えるし、使えないところを探す方が難しいくらい。
本当に現金を使うのはホテルのチップくらいなんじゃないだろうか。
また、クレジットについてなんだけど、タッチ式のクレジットが何故か反応しないことが多く、差し込みでようやく反応したりしたので、ApplePayだけじゃなくリアルカードや予備は持っていた方が良い。
ネット回線
LAでのスマホなどの回線をどうしたかなんだけど、私はUQモバイルユーザーだったので海外ローミングサービスを利用した。
auやUQモバイルユーザーなら以下のアプリを入れて、渡航先+渡航期間で予約と支払いをすればその間海外スマホ利用が可能になる。
回線は全く問題なく利用できたし、SIM交換の手間とかも掛からなかったのでかなり良い。
値段はあんま比較とかしなかったけど、7日間で4000円もしなかったので満足。
旅行保険
旅行保険についてなんだけど、私はクレカの家族カードに付帯している保険を利用した。
というか、勝手に付いてくるので申請とかはしていない。
やったことは、どうやったら適用されるか調べたのと、どれくらい、どの範囲で適用されるか調べたくらい。
ここら辺はややこしいし、変わる可能性があるのであまり具体的に書かないけど、私の場合はカードで旅費の一部でも支払っていれば保険適用された感じだった気がする。
英語
結論から言えば、私の英語力は中学生レベルで「could you take a picture with me」とか「Hello」とか「thank you so much」とかくらいの決まり切った英語しか旅行中に喋れなかった。
2往復以上の会話レベルのことは全くしていない。
ここは悔しいポイントで、もう少し英語を喋れたら面白いだろうなぁと思った。
でも、一応これくらいの英語レベルでも生活はギリできたし、聞き取りはなんとなく単語だけ聞き取って相手の言いたいことは半分くらいわかる感じだったのでそこまで問題は無かった。
どちらかと言えば、アメリカの社交性に追いつくのが難しかった。
店員さんとの会話でも挨拶から入るし、ザ・シムズくらい知らん人同士で会話が発生する。
とにかく社交性がすごい。
LAの観光
Anime ExpoのAX DANCEが旅行のメインだったが、AX DANCEは20時から開催なので、それまで観光したりした。
行ったところは
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ロングビーチ
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グリフィス天文台
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in-n-out-burger
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サンタモニカピア
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リトルトーキョー
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ダウンタウンの観光名所
などなど。
私はGTA5というゲームをやっていたので、一番良かったのはサンタモニカピアだった。
あまりにもGTA5だし、本当にいつも快晴だし、暑いのに湿度が低いから不快じゃなくてびっくりする。
暑さが逆に気持ち良いくらい。
また、リトルトーキョーも憩いの場としてかなり良かった。
リトルトーキョーのSHOPにはミクさんも居るし、
カレーやラーメンも売っている。
もし日本が恋しくなったら行ってほしい。
おわりに
LA旅行自体は正直手放しでおすすめできるわけでは無い。
日本より圧倒的に治安は悪いし、汚いし、物価も高いし、円安もきつい。
しかし、そんなカルチャーショックが面白かったし、とても紳士的な人がいて心も暖かくなった。
日本のアニメは偉大である。本当に。
特に、AX DANCEは今も思い出すと興奮するくらい良かった。
もう本当に最高だった。